※調査報告書では一般に、調査した地域の概要を冒頭に記載する。記載される内容としては、集落名と行政上の所属(沖縄県○○村字□□、など)、所在、景観(平地か海か山か、川などはあるか)、人口、主産業(農業であれば主な作物)、アクセス方法(空港から自動車で約××分、など)が主となる。読者に地域生活についての具体的なイメージを喚起することが目的であり、「これを書かねばならない」「これを書いてはならない」といった決まりはない。
※必要に応じて、以下の内容に言及する。①歴史史料との対応関係。著名な近世史料に当該地域の記述がある場合、適宜「『○○』という文献にはこの地域について××と記されている」などのことに触れてよい。②地域にとって大きな出来事。「1970年代には○○産業で栄えた」「最近は××栽培に力を入れている」など。前述のように、「地域概況」は読者に地域の大雑把なイメージを伝えることを趣旨としている。その地域についての知識が全くない読者が民俗誌叙述についていくために、イメージを掴みやすい記述であることを意識すること。
※ここに挙げる「集落概況」は前節の「地域概況」と同様のものであり、一体で記述しても良い。違いとして、「地域概況」では複数の集落にまたがった広い範囲での記述を行うのに対して、「集落概況」では個々の集落を単位として、人口や生業などを記述していくことになる。
※沖縄を含む南西諸島では、個々の集落の間での民俗の差異が顕著であることが知られている。すなわち隣接する集落でも言葉や習慣が異なっている例が珍しくない。翻って、地域概況とともに集落概況を書く場合には、「なぜ民俗が異なってくるのか」を考えるうえでの手がかりになるような記述があることが望ましい。たとえば「村外婚が少ない」「○○年頃に開拓された屋取集落である」などの記述は、読者が集落の民俗の性格を掴む際に貴重な情報となる。なおこれらの事項は、該当する章において再度詳述する必要がある。
※主に地域自治会の役員(もしくは経験者)に聞く
*字はどこからどこまでか(山や海の利用についても尋ねる)
>地図などに境界線を書き入れしてもらう
>目印になるものがあれば合わせて聞き、目印を何と呼んでいるのかも聞く
*字にはどのくらいの数の人が住んでいるか
>特に歴史的な人口の変化。年齢構成や男女比なども
*字を越えて結婚することはできたか。また婚姻を避ける地域はあったか
*字に屋取(ヤドリ、ヤードゥイ)や、どこかから移住してきたような人はいたか
*字全体の自治組織を何と呼んでいるか(自治会、役員会など)
*字の役員にはどのようなものがあったか
>区長・頭・書記・会計・補佐・顧問、そのほか
*役員の役職名は昔と今で変わったか(変わった場合はいつか)
*字の役員はどのように選ばれたか
>有識者、リーダー的存在の人、税金を納めている人、年齢、性別、そのほか
>(選挙については「自治規約」に立項)
*区長や役員の任期はいつからいつまでか(任期は何年で、何月始まりか)
*役員たちの主な仕事はどんなものか(区長・書記・会計……それぞれ確認)
*役場とはどのように連携しているか(どのような仕事が回ってくるか)
*屋取や移住者は村の自治にどのように関わったか(役員になれたか、など)
*戦争や日本復帰(1972年)などで仕事内容が変わったことはあるか
*過去の区長の名簿など、自治会の文書で村誌のための資料に提供できるものがあるか
>ある場合その場では借り出さず、話者の連絡先を控えた上で編さん室に報告する
*字の規約は何という名前か(「○○自治会規約」「自治公民館運営規約」など)
*規約にはどのようなことが書いてあるか
*規約の改正はどのように行うか
*記憶にある中で大きな規約改正にはどのようなものがあったか
*会費はいくらくらいをどのような方法で徴収しているか
*会費は総額いくらくらいで、どのような用途に使われるか
*自治会費以外の字の収入が何かあるか
*地区の共有財産としてどのようなものがあるか
>軍用地、共有地、公民館
>共同井戸、水汲み場、火の見やぐら、倉庫など
>葬祭用具(葬儀用のガン、食器、衣装、祭礼の道具など)
*選挙で区長・自治会長を決めるようになったのはいつからか
*区長や自治会長の候補者になれる条件は何か(どんな人が選ばれるか)
*選挙はどのように行うか
*選挙以外の方法(区長の指名など)で選ばれる役職はあるか
*字の自治会の会合はどのくらいのペースで行うか(月一回、隔週、祭祀の前など)
*何時頃に始めて何時頃に終わるか
*どのようなことを議題として扱うか
*自治会が忙しい時期はいつか。またそれはなぜか
*字の総会はいつ行っているのか
*昔から今と同じように総会を行っていたのか
*総会には誰が出席するのか
*総会の主な議題とは何か
*村には各種委員会があるか、もしくは昔あったか
>土地委員会、行政委員会、字誌編纂委員会……など
*委員会の設立年と目的は何か。またきっかけは何か。
*委員はどのように選出し、人数は何人だったか
*任期はいつからいつまでか
*委員会の仕事はどのようなものか
*規約は何と言い、どのように決めたか
>規約書類がある場合その場では借り出さず、編さん室に報告する
*公民館のことを何と呼んでいるか(字事務所、自治公民館、ムラヤーなど)
*公民館(もしくは公民館が建つ前にあったもの)を何と呼んでいたか
*公民館はいつ建てられたか
*昔と今とで同じ場所に建っているか。移動した場合はどこからか
*公民館はどのような場所にあるか
>昔の間切番所・間切役場から異動があるか
*開館時間と閉館時間はいつか
*公民館はどのように利用されているか
*公民館にはどのような施設が含まれているか
>事務所、宿泊室、給湯室、図書室、ホールなど
*施設の利用条件はあるか(使用料、飲食不可など)
*昔の公民館はどのようなつくりだったか
*昔の公民館の部屋割りを覚えているか
>写真や資料があれば貸し出し可能か確認。なければ図を書いてもらう
※自治会役員にくわえ、普通の地域住民にも聞く
*自治会を何と呼んでいるか(重複した項目あり)
*自治会に入るにはどういう条件があるか
>移住者や分家は自治会に入れるか
*自治会費は幾らか(物価の変化とどのように連動してきたか)
*地域を離れても自治会に入り続けることはできるか
*自治会費を滞納するとどのような処分があるか
*「組」や「班」と呼ばれる組織があるか。またここでは何という呼称か
*いつからそう呼んでいるか
*字の中に幾つの「組(班)」があるか
*「組(班)」はどのように別れるか
>地図などに示してもらう。また分かればそのように別れている理由も聞く
*1つの組(班)は何世帯くらいで構成されているか
*「組長(班長)」はどのように選出しているか(輪番、選挙、指名制など)
*班は具体的にどのような活動を行っているか
*多くの働き手を必要とする仕事にはどんなものがあったか
>稲刈りなどの農作業、製糖、屋根の葺き替え、道や石垣の整備など
*そういうときはどういう方法で人を集めていたか
>組の協力、ユイマール、親戚に頼む……など。仕事別に聞く
*同作業を何と呼んだか(イータティ、ムラブーなど)
*手伝ってくれた人にはどのようなお礼をしたか
*働く時にみんなで歌った歌(労働歌)はあったか
*サーターヤは字の中に幾つくらいあったか(場所も)
*サーターヤはどのような仲間で一緒に使ったか(組、ユイマール……)
*サーターヤの設備は使わない時はどうしていたか(しまった場所など)
*屋根をかけ直す時はどのように人を集めたか(組、ユイマール……)
*お礼はどのようにしたか
*屋根の葺き替えをする決められた時期はあったか
*人手の必要な作業にはどのようなものがあったか(田植え、稲刈り、田直し……)
*そのような時、誰に力を借りたか
*お礼はどのようにしたか
*字を幾つかの地域に分けて言うことはあるか
>前中後、東西南北、上中下など。「メンダカリ/シンダカリ」のような区分のこと
*分かれる場合、村のどこで分かれることになっているか
*それぞれの「分かれ」は幾つの組(班)で構成されているか
*村が幾つかに分かれて対抗する行事はあるか(綱引き、ハーリー、相撲など)
*字の中で「分かれ」をまたいで引っ越した場合、その家はどちらの分かれに属するか
*別の「分かれ」に嫁いだ女性は、どちらの「分かれ」に属すると見なされるか
*結婚前の村の若者が所属する組織はあったか。またその呼称は(青年団、二才団など)
*青年団は何歳で入ることになっていたか。また加入条件は
*青年団は何歳くらいで抜けていくものだったか
*青年団の仕事はどんなものであったか
>特に戦前、戦後はどうだったか
>祭祀や年中行事との関わり
*青年団の結成はいつ頃だと聞いているか
*青年団にはどのような役職があったか(団長、青年会長など)
*青年団の運営費はどのようにまかなっていたか
*青年団はどのように変化してきたか
*老人会・老人クラブはあるか
*老人クラブには何歳から加入できるか
*老人クラブは男女とも加入できるか。また男女で別れているか
*老人クラブに加入しない人や、脱退する人はいるか
*老人クラブはどのような活動をしているか
>レジャー(旅行、スポーツなど)
>社会奉仕活動(清掃など)
>特に年中行事にどのように協力しているか
*老人クラブはいつごろ出来たと聞いているか
*老人クラブにはどのような役員がいるか
*老人クラブの運営費はどのようにまかなってきたか
*老人クラブはどのように変化してきたか
*婦人会組織はあるか
*婦人会にはどのような女性が加入するか
>年齢(本人と子供)。未婚か既婚か。
>嫁か地元出身の女性か
*婦人会に加入しない人はいるか。またそれはどのような理由か
*婦人会はどのような活動を行っているか
>レジャー(旅行、スポーツなど)
>社会奉仕活動(清掃、学校行事への協力など)
>特に年中行事にどのように協力しているか
*婦人会はいつごろ出来たと聞いているか
*婦人会にはどのような役員がいるか
*婦人会の運営費はどのように賄われてきたか
*婦人会はどのように変化してきたか
*子供会組織があるか
*子供会には何歳から加入し、何歳で抜けるか
*子供会に加入しない子供はいるか
*子供会はどのような活動を行っているか
*子供会の役員は誰が担当しているか
*子供会の会費はどのようにまかなわれているか
*子供会はどのように変化してきたか
*同業者同士で何らかの組織(組合)を結成して事業を行うことはあるか
>ある場合、どのような呼称で呼ばれているか
*ある場合、どのような業種で行われているか
*組合はどのようなメリットを目的に結成されるか
*組合は構成員にどのような義務と権利を与えるか
*組合はどのように運営されるか
>組合費、組合規約など
*組合に入るにはどのような手続きが必要か
*この字がいつごろ出来たか言い伝えはあるか
*この字はどうやってできたと言われているか
>開拓か、分村か、屋取か
*この字を開拓したと言われている家(草分け)はあるか。また何と呼ばれているか
>※第5章でも言及あり
*村がどこかから移動してきたという伝承があるか
>伝承がある場合、いつごろどこからの移動であったか
*来歴伝承を示す痕跡(拝所、石碑、地名など)は残っているか
*字の中心と言われているのはどのあたりで、地元の言葉で何と呼ばれているか
*字のはずれ(境界)はどのあたりで、地元の言葉で何と呼ばれているか
>東西南北すべて確認すること
*字の中心になる道はどこで、何と呼ばれているか
*字の海(字が占有し、漁業などで優先的に使う海)はどこまでか
>見える限りすべての場合と、大人が立ち泳ぎでいける範囲までの場合とがある
*字の山(字が占有し、優先して薪を取る山)はどのあたりまでか
*字の中で明治・大正以降に人が住むようになったと言われている地域はあるか
*字の中で、家を建てたり畑を開いてはいけないと言われている土地はあるか
>ある場合、土地の名前と理由を聞くこと
*一軒の家には何人くらいが暮らしていたか(昔と今)
*一軒の家には、何世代くらいが暮らしていたか(昔と今)
*兄弟姉妹は何人くらいいたか
>男何人、女何人
*一軒の家に一人前の働き手(農業、勤め人問わず)は何人くらいいたか
*一軒の家に家事をする人は何人くらいいたか
*家族以外で家に同居している人間はいたか
※簡単な系図を書きながら調べていくとよい
*父・母を地元の言葉で何と言うか
*祖父母を地元の言葉で何と言うか。また父方・母方で違いはあるか
*兄弟姉妹を地元の言葉でそれぞれ何と言うか
*兄弟姉妹が複数いる(兄が2人など)場合、呼び分ける言葉はあったか
>「上の兄」「下の兄」のような違いを呼び分ける言葉はあったか
*オジ・オバのことを地元の言葉で何と言うか。また父方・母方で違いはあるか
*イトコのことを地元の言葉で何というか。また父方・母方で違いはあるか
*家は主に誰が相続するか(長男、長女、末っ子など)
*女性が家を相続した例はあるか
*次男以降が(長男が健全なのに)家を継いだ例はあるか
*家を相続しない子供(次男、三男など)が分家をすることはあるか
>する家としない家がある場合、どのような家が分家をするか
*分家のことを地元の言葉で何と言うか
*分家はどのようなタイミングでするか
>子供が一人前になったとき、結婚した時、親が死んだとき、など
*分家する時には本家からどのような支援があるか
>土地、財産、家畜などを分けてもらうなど
*本家のことを地元の言葉で何と言うか
*分家を出すのにふさわしいとされている土地はどこか
>村の中か外か。村の中の場合、どのような場所か。
>海外移民として分家した例はあるか
>本家に対して「この方位には分家を出してはいけない」というような言い伝えはあるか
*分家には両親や本家に対してどのような義務があるか
*分家が更に分家を出していくことはあるか
>その場合、分家の分家に対する本家の関係はどのようなものになるか
*一族のことを何と呼ぶか(モンチュウ、ハラ、パラジなど)
*一族の全員が揃う年中行事はあるか
*新たに一族に加わった者(嫁、進学した子供など)をお披露目する行事はあるか
*同族組織の苗字は全て同じか
*一族の家譜(家系図)はあるか
>家系図にはどのようなことがかいてあるか
>可能であるならば見せてもらい、写真などを撮ること
*一族の墓はどこにあるか
>村内にあるか、それとも別の地域にあるか
*どのような家は「格が高い」とされていたか
*「格が違う」家との婚姻はどのくらいの頻度で見られたか
*「格が違う」家同士の婚姻に、夫方・妻方の扱いの違いはあったか
>妻が格上の夫方に嫁ぐのは良いが、夫が格上の妻をもらうのはよくない、など
*婚姻関係をもつことを避けるような家はあったか
>その場合理由も(職種、血の遠近、よそ者である、など)
※差別と関わるため、調査にあたっては慎重を期すこと
※人生儀礼(婚姻儀礼)についての話もあわせて聞くこと
※プライバシーが関わるため、相手が話したくないならば無理に聞かなくてよい
*結婚適齢期は何歳くらいであったか(昔と今)
*どのようなヨメ(ムコ)が良い、という言い伝えはあったか
*家柄や家格を気にすることはあったか
>「釣り合わない」場合、何かの贈与で調整することはあったか
*結婚相手はだれが決めたか
>恋愛による本人決めか、親決めか
>男や親が良いと言ったら決まったか。女性本人の合意が必要であったか
*見合いや写真のやりとりによる結婚はあったか
*見合いなどを仕切るのはどのような人物か
>親戚(オジ・オバ)、友人、地域の名士など
*結婚相手はどこまで遠くで探すことが出来たか
>村を越えた婚姻は許されたか
>村を越えた婚姻の場合、村にお金を払うなどの習慣(馬手間など)はあったか
*イトコ同士で結婚する例はあったか
>ある場合、どのようなイトコ間の結婚であったか
>イトコ婚は「良い」「悪い」いずれかのように言われたか
*自由恋愛は認められていたか(昔と今)
*若者に家の屋根裏や家畜小屋の上などのスペースを自由に使わせる習慣はあったか
*若者が仲間同士で夜に集まって仕事や談笑をする習慣はあったか
>その仲間を何と言うか(ドゥシ、ニセーズリーなど)
*どのくらいの交際期間のあとで結婚するのが一般的であったか
*結婚前に女性が妊娠する例はあったか(昔と今)
*どのような男性・女性が好まれたか(もてたか)
*男女の間で贈り物を贈るような習慣はあったか
>あった場合、どんなものをどのようなときに渡したか
*恋愛関係がもつれた場合、誰が仲裁したか
*婚姻について「この人が反対したら結婚できない」ような人はあったか
>父母、祖父母、村の青年団長など
*婚姻のことを地元の言葉で何と言ったか(ニービチ、ニービキなど)
*嫁いじめ・婿いじめ(儀礼的虐待)はあったか
>文化として形式的に嫁や婿に意地悪をする文化のこと
*離婚はどのくらいあったか(昔と今)
*どのようなことが離婚の原因になったか
*離婚した男女のことを地元の言葉で何と言ったか
*離婚した場合、一般に子供はどちらの家族(父方・母方)に引き取られたか
*再婚はどのくらい行われていたか(昔と今)
*再婚の場合、初婚の場合と異なる作法をとることはあったか
*生前に離婚した女性の遺骨を、死後に元夫方の墓に納めることはあったか
>あった場合、それを地元の言葉で何と呼んでいたか(グソーヌニービチ、など)
*冥婚はどのような場合に行われていたか
*冥婚が行われた場合、系図にはどのように記述されるか
*姻族(母方親族=嫁の実家方の一族)を地元の言葉で何と呼ぶか
*一般的に嫁は姻族の行事(夫方の先祖祭祀など)にどのくらい関わるか
*夫が姻族(妻の実家)の行事に関わることはあるか
*子供に対し、母方親族が特に関わるような習慣はあるか
>命名、何かのプレゼント(ランドセルや五月人形なども)など
*祖父母の年祝いなどで、父方祖父母と母方祖父母で違うことをする例があるか
※人生儀礼の項目で一部重複して立項
*子供に幼少期に限定した名前(童名)を付ける文化は行われていたか
*行われていた場合、いつまで行われていたか
*童名は何歳ころまで使われるものであったか
*童名は誰が、どのように命名したか
>父方・母方の祖父母からもらう、くじを引く、ウタキからもらう、など
*童名に対する本名は何と呼ばれていたか
>ガッコウヌナー、ヤマトナー、など
*離乳食の文化はあったか
>その場合どのようなものを食べさせていたか
*「物心つく」のは何歳くらいで、それを呼ぶ地元の言葉はあったか
*「マブイが落ちやすい」といわれている年齢はあったか。それは何歳くらいまでか
*就学年齢期以前の子供(1~6歳くらい)の面倒は主に誰が見ていたか
>兄弟、祖父母など。乳母の文化はあったか
*「成長期」を指す地元の言葉はあったか
*何歳くらいから「半人前」として大人の世界に加わることが許されていたか